最近、ニュースでも大々的に取り上げられている『高齢者の運転事故』
高齢者による車の運転事故で多くの犠牲者が出ており、後を絶ちませんね。
何故、こんなにも高齢者の事故が増えているのでしょうか?
また、 高齢者が運転事故を起こしてしまう理由や、もし起こしてしまった場合に生じる費用などを今日はまとめました!

高齢者が起こす交通事故が増加傾向!?

脇見やよそ見、考え事などの発見の遅れの事故が、83.5%と大半を占めてます。

この図をみてもらえば分かるように、
交通事故死者数は減っていても、高齢者の起こす事故は増えてるんです。

そして、恐ろしいことに

日本老年医学会の会合で、65歳以上の男性ドライバーでは6割以上が中等度の認知障害を抱えていることが分かったと報告した。

高齢者の多くがきちんと診断を受けず、認知症かどうか、あいまいなままハンドルを握り続けている現状

怖すぎです…。

高齢者が運転事故を起こしてしまう理由 は?

高齢運転者の事故の人的要因を見てみると、脇見や考え事をしていたことによる「発見の遅れ」が最も多く、次いで「判断の誤り等」「操作上の誤り等」が続いています。注意力や集中力、判断力の衰えによる事故が目立ちますね。

どんなに注意して運転していても、加齢による身体機能や判断力、注意力の低下は避けられません。これまで無事故・無違反だから大丈夫と、自分の運転能力を過信してしまうのも危険。若い頃と同じように運転をしているつもりでも、体がついてこない、判断に時間がかかるということもあるのです。

運転事故を起こしてしまった場合の賠償金は?

もし運転事故を起こしてしまったら、被害者に対してどのくらいの費用を支払う必要があるのでしょうか。

交通事故の賠償金には、複数の項目があり、事故によって相手に与えてしまった損害によって金額が変わります。大きく分けると、

治療費や休業損害、逸失利益、
・自動車の修理費などの経済的損害や物的損害に対して支払う賠償金
・事故によって起きた人的損害や精神的損害に対して支払う賠償金(一般的に「慰謝料」と呼ばれるもの)


また賠償金の算出基準は、 3つからなります。
・自賠責保険から支払われる保険金の計算基準である「自賠責保険基準」
・任意保険会社による示談交渉で使われる「任意保険基準」
・弁護士が示談交渉するときや裁判をするときに使用される「弁護士・裁判基準」


どの基準で算出されるかによって賠償金の金額は大きく変わります。なかでも「弁護士・裁判基準」による算出方法だと、ほかの算出方法と比較して何倍も高くなる可能性があるとされています。

なお、賠償金の金額は、加害者が高齢者だからといって減額されることはありません!!

運転免許の自主返納という選択肢

高齢者の運転事故が増加するなかで、高齢者ドライバーのなかには「運転免許の自主返納」という選択肢を検討する人が増えているようです。

これは、自らの意思で有効期限の残っている運転免許証を返納することで、さまざまな特典を受けられるようになる制度のこと。運転免許証を返納した方には、希望した場合返納日から過去5年間の運転経歴を証明する「運転経歴証明書」が交付されます。ちなみに「運転経歴証明書」は運転免許証と同じように公的な身分証明書として使うことができます。

免許を返納することで、車の運転はできなくなりますが、さまざまな優遇を受けることができます。優遇内容は各自治体によって異なりますが、バスやタクシーの料金割引を受けられるといった、運転免許証を自主返納した高齢者が少ない負担で交通手段を利用できる優遇もあるようです。

まとめ

悲惨な事故が後を絶たない今だからこそ、高齢者の方々には是非自主返納してもらいたいものですね…。

運転免許の自主返納を選択した人たちのなかには、
「自分の運転に自信がなくなったから」と自ら返納を決断したという人もいれば、「家族から運転を続けることを心配された」という人も少なくないようです。高齢者の運転事故を防ぐために運転免許の自主返納という選択肢があることは、ドライバー本人だけでなく、家族や周囲の人も知っておくべきなのです。