タイの仮想通貨取引所のBitcoin Coが9月2日、公式ウェブサイトで同月末に同取引所を閉鎖することを発表した。同取引所はサービスを開始から5年以上が経過していた。

仮想通貨サービス停止し、他のビジネスに注力

Bitcoin Coの発表によると、同取引所における全ての仮想通貨の取引サービスは9月30日に停止するとされている。また取引とウォレットサービスの取りやめる理由として、その他のビジネス機会に注力するためだという。また9月6以降の預金は利用できなくなる。

今回のサービス停止の発表に合わせてBitcoin Coは、顧客に対して11月1日までに同取引所にある資産を引き出し、自身の銀行口座もしくはデジタルウォレトに送るよう呼びかけている。11月1日以降も、ウェブサイト自体は存続するものの、主にさまざまな問題があった際に顧客が同社に連絡するためだけに利用される予定。

24時間の取引量は約11億円

同社のプレスリリースは、「これまで5年以上にわたって我々のサービスを利用していただいた顧客に感謝し、サービスに満足していただけたことを願っている。全ての資産は安全で、全ての顧客に対して資産の100%を返金する」とのコメントで締めくくられていた。

執筆時点のコインマーケットキャップのデーターによると、 同取引所は取引所量によるランキングでトップ100に入っており全取引の70%を占めるビットコイン(BTC)の24時間の取引量は約11億円となっている。

また、タイの英字新聞バンコクポスト(Bangkok Post)の報道によると、同取引所の閉鎖を受けてFacebookには仮想通貨の送金を受けるとうたうBitcoin Coの偽ページが出現。同国の証券取引委員会(SEC)はユーザーに対して、同社との連絡は必ず公式ウェブサイトから行うよう注意を呼び掛け、警察と協力し偽アカウントの調査を行っているという。